住山のマップ

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松尾山関係は別ページで掲載しています。

住山は、松尾山にあった高仙寺との関係の深い集落です。松尾山には天台宗の高仙寺を中心にたくさんの僧院や伽藍が建ち、今もその名残がありますが、住山の谷を分け入ると、茶畑も残っており、往昔を偲ぶことができます。
住山は不来坂村から分村したとも言われています。

住山と見内にまたがる松尾山や白髪岳については別項で掲載します。

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八幡神社

創建年代は不詳ですが、岩清水八幡を勧請したものです。元和3年(1617)に社殿を再建し、宝暦6年(1756)に造営が行われたと伝わっています。祭神は仲哀天皇・神功皇后・応神天皇です。
境内には『鹿物語』に出て来るお地蔵様もまつられています。
2月に行われる『厄神さん』のお祭りは、たくさんのお参りがあって賑わいます。

釈迦堂

往昔、松尾山上にまつられていたものをこの地に遷したもので、釈迦・弥陀・観音の3尊がまつられています。
かつては独立していたのですが、今は八幡神社の社務所兼公民館の一隅に「釈迦堂」として残されています。
また、いつ頃に建てられたのかは不明ですが、「釋」の字が刻まれた灯篭があります。多くの神社がかつては神仏混淆であったことを思い起こさせます。

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六十六部廻国塔

住山の道端に、野仏と一緒に「六十六部廻国塔」があります。右側の碑には「天保10年6月、江戸 泰善」、左側の碑には「文政6年2月25日 住山宿八郎右エ門」と、そのほかに「宇兵衛 江戸七之助 右エ門 卯兵衛」の名前が刻まれています。
ほかにもたくさんの供養塔や野仏が道端に大切にまつられています。
(天保10年=1839  文政6年=1823)

集い

住山に「集い(つどい)」と呼ばれる一帯があります。ここは、源義経が平家を攻める際に今田へ抜ける途中、この場所で陣営を整えたと伝わっています。

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鹿物語 発祥の地

白髪岳や松尾山に登る道の途中の鰐谷にと言うところに伝えられる物語があります。
その昔、与作という猟師が鉄砲で射た母鹿が、亡くなる前に子鹿を産み落としました。猟師は「可哀想なことをした」と後悔し、子鹿を連れて帰って育てました。大きくなった子鹿を山に返しに行くと、父鹿が迎えに来ていて、元気に山へ帰って行きました。
その地に母鹿の供養のお地蔵様がまつられていましたが、今は八幡神社の境内に遷されています。

親水公園

林道整備の一環として作られた公園には「あずまや」や池が作られ、春秋に豊かな風景を楽しませてくれます。この付近からも松尾山や白髪岳への登山道があります。

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庵の界地

一ノ谷の合戦の後、一人の女性がこの地にやって来て庵を築いてしばらくのあいだ棲みつきました。歌を詠んでその歌を不来坂峠に立て、行き交う人にそっと自分の居場所を知らせたということです。住山の中程の三叉路の北側の山裾に庵があったと伝わっています。
〔一ノ谷の合戦:寿永3年(1183)2月7日〕
恋志倶波尋天毛来牟白髪峯加久礼波阿羅之住山濃奥
(コイシクハ タズネテモコムシラガミネ カクレハアラジ スミヤマノオク)

野 仏

住山の道を歩いて行くと、「野仏」がミニ公園におまつりされています。卵塔も一緒にあり、ホット一息つく光景です。

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